歯の着色汚れができやすい人の特徴
2024/07/05
歯に着色汚れが付きやすい人の特徴は
①タバコを吸っている
喫煙者の方は特に、ヤニによって歯が全体的に黄ばんでしまったり、一部に茶色い汚れがこびりついたりしてしまいます。
ヤニによる汚れは、一度付着すると落としにくいという特徴があります。クリニックでも落とすのが困難なため、タバコをよく吸う方は注意しましょう。
②着色しやすいものをよく食べ飲みしている
普段口にする食べものや飲み物にも、着色しやすい成分が含まれています。例えば以下の通りです。
・コーヒー
・お茶
・カレー
・ケチャップ
・ワイン
歯の着色汚れというのはステインと呼ばれています。色の濃い食べ物・飲み物には、ステインのもとになるポリフェノールやタンニンが含まれていることが多いです。ポリフェノールなどの成分が歯のエナメル質を覆っているペリクルに付着することによって、着色汚れが起きてしまいます。
③歯並びが悪い
喫煙の習慣もなく、色素の濃い食べ物・飲み物をとる機会が少ない人でも、歯並びが悪い場合は注意が必要です。歯の着色汚れのひとつは、歯に付着した色素をしっかり落とせないことにあります。
歯並びが悪いと、隅々まで汚れを落としきることが難しいです。磨き残しを放置しておくと更に落としにくい『歯石』となり、歯の表面にこびりついてしまいます。歯石自体にも汚れが付着しやすいため、着色汚れは更に悪化するでしょう。
④口呼吸をしている
口呼吸をする癖がある方も、着色汚れしやすい傾向にあります。理由は、口呼吸によって口の中が渇いて、唾液が少なくなってしまうからです。
唾液は口内を潤すと同時に、汚れを洗い流してくれるという役割も持っています。口呼吸を繰り返すと汚れを洗い流してくれる唾液が十分に出ないため、汚れは落ちにくくなってしまい、歯の表面に残るリスクが高くなります。
歯の着色汚れを取る方法
①研磨剤入りの歯磨き粉を使う
研磨剤が入っている歯磨き粉は、ドラッグストアや市販でも手軽に購入できるアイテムです。ヤニやステインもある程度は落とせるので、まずは毎日の歯磨き粉を研磨剤入りに変えてみましょう。
歯磨き粉の多くは研磨剤と一緒に汚れがつきにくくなる成分を配合しているため、研磨剤で汚れを落として、新たな汚れを避ける効果も期待できます。ただし注意点として、「強く磨きすぎない」「長時間磨きすぎない」「歯磨き粉を多くつけすぎない」ということを意識してください。研磨剤を多く使い過ぎてしまうと、歯の表面に傷ができ、かえって着色汚れが生じやすくなります。
②歯医者でクリーニング
歯医者は虫歯ができたときにのみ通う、という人も少なくないでしょう。しかし、虫歯治療の他に口内トラブルの予防や対処も行っています。クリーニングは専門的な器具を使って行う、歯医者で受けられる施術のひとつです。
自分自身では磨き残してしまうところの汚れや、歯石となってこびりついた汚れも除去してくれます。あわせて虫歯チェックも行ってもらえるため、歯の健康のためにも定期的な検診にいくのがおすすめです。
③ホワイトニングをする
より本格的に歯の着色汚れを落としたいという人は、ホワイトニングがおすすめです。ホワイトニングは主に以下の4つの方法があります。
・ホームホワイトニング:処方された薬剤を家で使用する方法
・オフィスホワイトニング:歯医者で施術してもらう方法
・セルフホワイトニング:美容サロンの器具を使って自力で行う方法
・デュアルホワイトニング:ホームとオフィスを併用する方法
いずれの場合も、一度は必ず歯医者またはサロンを訪れる必要があります。ホームホワイトニングやデュアルホワイトニングの場合、より効果的に汚れを落とすためには定期的な通院が必要になってきます。
着色汚れの予防
①定期的に通う
歯石除去やホワイトニングを受けた後も、毎日の食事などによって再び汚れが蓄積してしまいます。
一度ケアしたとしても、きれいな状態を維持し続けられるわけではないため、こまめに歯医者でクリーニングを受けましょう。最低でも半年に1回は歯医者に相談することをおすすめします。
②着色の原因になる飲食物の過剰摂取を控える
先ほど記載した通り、着色汚れが生じやすい食べ物・飲み物には注意しましょう。とくに一部の飲み物は日常的によく口にする人も多いため、好んで飲む人は意識して回数を減らすことが重要です。
③食後の歯磨きを欠かさない
食後はこまめに歯磨きを行いましょう。飲食後に歯磨きの習慣を身に付けることで、虫歯予防にもつながります。
また、飲み物のように歯と歯の間に浸透するものもあります。うがいも意識して行うと、より着色予防が期待できるでしょう。
④タバコを控える
タバコのヤニは通常の歯磨きでは十分に落とすことができません。研磨剤入りの歯磨き粉で多少は軽減できますが、大きな効果にはつながらないため、タバコ自体を控えることをおすすめします。
タバコは健康被害のリスクもあります。歯の着色汚れが気になる人は、思い切って禁煙に挑戦してはいかがでしょうか。
⑤口呼吸にならないように意識する
口呼吸は着色汚れの原因を唾液で洗い流せないだけではなく、口内の雑菌を増やす原因にもなります。歯周病や虫歯になるリスクが高まるので、注意が必要です。
口呼吸は片方だけで噛まない、舌を上あごにつけるなど、口元を意識することで治すことが可能です。
まとめ
歯の着色汚れが気になる人は、まず生活習慣に問題がないか振り返ってみましょう。普段口にするものや、無意識でしている行動が原因となってしまうことがあります。
自分に合った予防法や対処を行い、悪化させないよう心がけましょう。
セルフホワイトニングをご検討中の方は、大阪・天六にあります当店にぜひ一度お立ち寄りくださいませ!