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虫歯があってもホワイトニングはできる?

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虫歯があってもホワイトニングはできる?

虫歯があってもホワイトニングはできる?

2024/06/07

「歯を白くしたい!でも虫歯があってもホワイトニングしても大丈夫なの?」と思う人はいるのではないでしょうか。もし虫歯があるなら、まずは虫歯の治療を行ってから、その後にホワイトニングするのがおすすめです。 この記事では、虫歯の治療後にホワイトニングをするべき理由と、虫歯治療後の歯でホワイトニングの効果がでにくいケースや、おすすめのホワイトニング方法について解説していきます。

虫歯がある場合のホワイトニングは虫歯の治療後が一般的

なぜ虫歯の治療をしてからホワイトニングを行うべきなのでしょうか。

その理由は以下のとおりです。

 

①〖ホワイトニング中に虫歯が進行してしまうおそれがあるから〗

ホワイトニングと虫歯の治療というのは同時進行で行うことができません。一般的には先に虫歯治療を済ませてからホワイトニングを行います。

なぜなら、ホワイトニングは理想の白さになるまで一定期間が必要となるため、その間に虫歯が進行してしまうおそれがあるからです。

ホワイトニングにかかる期間は、オフィスホワイトニングだと3~5回(1~2ヶ月)、ホームホワイトニングだと1~3ヶ月が目安になってきます。効果の現れ方には個人差があり、必要とされるホワイトニングの回数・期間は目標となる歯の白さによって異なるので、場合によってはもっとかかってしまうこともあるでしょう。

そのため、まず虫歯の治療を行い、その後にホワイトニングを行うほうが良いとされているのです。

 

②〖ホワイトニングジェルがしみるおそれがあるから〗

歯科医院で行うオフィスホワイトニングや、自宅で行うホームホワイトニングのホワイトニングジェルは、歯にしみやすい漂白作用が含まれている薬剤を使用します。

虫歯の影響で神経や歯茎に炎症が起きてしまっていると、ホワイトニングジェルが強くしみたり、痛みを感じたりすることがあるのです。その結果、ホワイトニングを続けるのが困難になってしまう、といった事態になりかねません。

 

③〖詰め物が剥がれるおそれがあるから〗

虫歯が進行してしまうと、歯を削って歯の根の治療を行うことになります。しかし、歯の根の治療は複数回にわたって行うのが一般的で、1回で治療が終わることはほぼありません。

そのため、次の治療までは、削った歯の部分に、仮ぶたを(仮詰め)して保護することになります。ホワイトニング期間中に、虫歯治療を平行して行うと、詰め物をホワイトニングの薬剤が剥がしてしまうおそれがあります。

虫歯治療後にホワイトニングする際の注意点

虫歯治療後にホワイトニングをしたものの、「治療済みの歯が白くならなかった」「他の歯と色ムラができた」ということがあります。

虫歯の治療後にホワイトニングをする際、気をつけたい点をいくつか紹介します。

 

①〖詰め物・被せ物にはホワイトニングの効果がない〗

ホワイトニング効果が出るのは、原則として天然歯だけで、詰め物や被せ物、人工歯は白くなってくれません。そのため、虫歯治療後にホワイトニングをする場合、ホワイトニング後の歯の色と詰め物や被せ物に、違和感が生じるおそれがあります。

このような事態を避けるために、虫歯治療の際にあらかじめホワイトニングする予定であることを歯医者さんに伝えておくことをおすすめします。

そうすれば、詰め物や被せ物の色の明るさを変えたり、被せ物の素材をセラミックにしたりするなどの対処が可能です。

 

②〖重度の虫歯治療の後はホワイトニング効果が出にくい〗

虫歯が進行して神経にまで達してしまっている場合、根管治療(歯の神経の治療)が必要です。しかし、根管治療で神経を抜いてしまうと、歯がだんだんと褐色~黒色に変色することがあります。

血管が通っている神経を取ることで血液の循環が悪くなり、古いコラーゲン物質が歯の象牙質内の細い管に沈着、そしてそれが変色してしまうからです。

神経を抜いたことで変色した歯は、歯の内側にまで影響が出てしまいます。そのため、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングなどで歯の表面を白くしようとしても、白くなることはほとんどありません。

虫歯治療後におすすめなホワイトニング方法

重度の虫歯によって神経を抜いた歯は、一般的なホワイトニングで白くするのは難しくなります。

しかし、以下のような方法で白くすることはできるので、歯医者さんにに相談しつつ適切な方法を選びましょう!

 

①〖ウォーキングブリーチ〗

歯の内側にホワイトニングの薬剤を入れて、歯を白くする方法です。

根管治療では歯の神経部分の管を掃除した後に薬剤を充填します。しかし、ウォーキングブリーチではその薬剤を抜いて、代わりにホワイトニング薬剤を入れます。そうすることで、中に入れたホワイトニング剤が少しずつ着色成分を分解し、変色した歯を徐々に白くしてくれます。

歯の中に入れた薬剤は1~2週間ごとに交換して、数回の治療で歯が白くなったら元の薬剤に戻します。

 

②〖インターナルブリーチ〗

施術自体はウォーキングブリーチと同じで、ホワイトニング薬剤を歯の内側に入れて歯を白くする方法です。

ただし、ウォーキングブリーチでは治療期間の間、歯に漂白剤を入れたままにするのに対し、インターナルブリーチは医院内にいるときの間だけ、漂白剤を入れます。

1回の施術で理想の白さになることはほぼなく、ウォーキングブリーチと同様に何回か通院して理想の白さに近づけていくのが一般的です。

ウォーキングブリーチと比較してみると、歯への負担が軽減できますが、ホワイトニング効果が小さくなってしまうのがデメリットです。

 

③〖セラミックの被せ物をする〗

歯を削って、セラミックの被せ物をすることで歯を白く見せることも可能です。セラミックの被せ物をするメリットは、ウォーキングブリーチなどで対応できない歯でも簡単に白くできるということです。

また、歯の大きさや形を変えることもできるので、隣の歯とのバランスを考えて形を決めることができます。その他にも、時間が経っても色が変わらないといった利点が挙げられます。

 

④〖歯のクリーニングを受ける〗

歯の表面の汚れが気になるようでしたら、歯科医院でクリーニングをしてみましょう。

歯のクリーニングでは、歯垢や着色汚れの原因となるステインが除去できるので、歯本来の白さに近づけることができます。

また、普段の歯磨きでは落とせない歯垢や、歯石をしっかりと除去することで、虫歯や歯周病予防にも効果的です。

まとめ

歯の黄ばみ・黒ずみは、普段の歯磨きで落とすのは難しいですが、ホワイトニングをすると、理想の白さに近づけることができます。

しかし、虫歯がある場合、治療をせずそのままホワイトニングをしてしまうと、虫歯が進行するおそれがあります。しっかり虫歯を治療してから、ホワイトニングの施術を受けましょう。

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