寝起きの口臭の原因とは?
2024/02/02
寝起きの口臭がひどくなる原因
〇寝る前に歯磨きしていないため
寝る前に歯を磨かないと、寝起きの口臭はひどくなります。歯間・歯の表面に付いたままの食べものによって、口腔内の細菌が増殖してしまうのが原因です。
また口臭がひどくなるだけでなく、虫歯や歯周病になる恐れもあります。就寝前の歯磨きをおろそかにしてしまうと、さまざまなリスクがあるということを覚えておきましょう。
〇寝ている間は唾液の分泌量が少ないため
就寝中は起きているときよりも唾液の量が少なく、口の中が乾燥しやすい状態です。唾液の量が少なくなると殺菌効果が低下するため、細菌が口腔内で増加してしまい、それにより口臭が悪化します。
また、寝ている間は起床時に比べて唾液を飲み込む回数が減るため、口の中の細菌を洗浄することができません。唾液で細菌を洗い流せないと、朝起きたとき口腔内がネバネバとした感触になります。
〇口を開けたまま寝ているため
口を開けて眠ると唾液の分泌量が低下してしまうため、口腔内が乾燥して細菌が増殖し、結果寝起きの口臭がひどくなります。
口呼吸には、風邪を引きやすくなる・慢性疲労につながる・虫歯や歯周病のリスクを高めるなど、口臭以外にも多くのデメリットがあります。睡眠中は口呼吸にならないよう注意が必要です。
〇寝る前に飲酒しているため
お酒を飲むと体内の水分量が減ってしまうので、口腔内が乾燥した状態になります。アルコールには利尿作用や発汗作用があるためです。そのため、寝る前に飲酒をすると、口腔内が乾燥し、朝起きたときの口臭が悪化してしまいます。
また、アルコールによる口腔内乾燥と睡眠中の唾液の分泌量の減少が合わさると、寝起きの口臭がさらに悪化するため注意してください。寝起きの口臭を防ぐためにも、寝る前の飲酒はなるべく控えましょう。
〇ストレスを抱えているため
ストレスや緊張を感じると自律神経のバランスが乱れてしまうため、水分の少ない粘り気のある唾液が分泌されやすくなります。ストレスが原因で唾液の分泌量も減るため、口の中の乾燥につながり口臭が強くなるのです。
逆にリラックスしている状態だと、水分が多いサラサラの唾液が分泌されて口腔内が潤うため、口臭を抑えることが可能です。ストレスをためてもメリットはありません。ストレスはなるべくため込まずに、適度に発散するのが大切です。
寝起きの口臭を解消する方法
〇寝る前は特に念入りに歯磨きをする
就寝前は、念入りに歯磨きをして口腔内を清潔に保ちましょう。口の中に食べカスが残っていると、寝ている時に口腔内の細菌が増殖し口臭の悪化につながります。
また、歯の表面をブラッシングするだけでなく、歯と歯の間も忘れずにしっかりとケアしてください。デンタルフロスや歯間ブラシを使って隅々まで磨くことで、汚れが落ちて口臭を防げることができます。
〇舌磨きをして舌苔を除去する
舌苔(ぜったい)の層が厚くなればなるほど口臭がひどくなるため、定期的なケアが必要です。
舌苔とは舌の表面に溜まった汚れのことを言い、主に細菌・食べカス・口腔内のはがれた粘膜などでできています。
やわらかいガーゼや専用の舌クリーナーを使って、1日1回の頻度で丁寧にケアすることをおすすめします。舌苔が口臭の原因となってしまうのは、口腔内の乾燥です。ケアと合わせて、口腔内が乾燥しないよう注意するのが重要です。
〇寝る前にコップ1杯分の水を飲む
就寝前にコップ1杯分の水を飲むと口腔内が潤って、口臭対策につながります。
寝ている間は、体内からおよそ500mlほどの水分が汗として蒸発します。体内の水分は唾液の原料でもあるため、身体が乾燥してしまうと唾液の分泌量も減少しやすいのです。
寝起きの口臭を悪化させないためにも、就寝前の水分補給は忘れずに行いましょう。
〇定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
定期的に歯科医院に通ってクリーニングを受けることは口臭の問題だけではなく、歯周病や虫歯の予防にとっても大切です。
細菌の塊である歯垢(プラーク)や、歯垢が石灰化した歯石は口臭の大きな原因とされています。歯石は自分の歯磨きだけでは除去できないため、歯科医院でしっかり取り除いてもらいましょう。
〇ホワイトニングをする
ホワイトニングは、歯に汚れが付着しにくい薬剤を塗布するため、口臭予防につながります。また、ホワイトニング前に歯の汚れや歯垢・歯石などを取り除くため、同時に口臭の改善が期待できるでしょう。
口臭を予防するなら、セルフで行えるセルフホワイトニングがおすすめです。歯を本来の色に近づけるだけでなく、歯垢の除去や口腔内の浄化により口臭予防にもつながります。
通常のホワイトニングと比べてみると1回あたりの料金が低価格なので、費用を抑えられるのもお勧めできるポイントです。
今すぐ試せる寝起きの口臭を予防する方法
〇起床時に歯磨きうがいをする
朝起きた時は口腔内の細菌が最も多い状態です。起きたらまず朝食をとる前に歯磨きをして細菌を洗い流すようにしましょう。
起床時だけでなく、虫歯予防のために朝食後も歯を磨くことをお勧めします。忙しくて歯磨きの時間がとれないという場合は、起きてすぐにうがいをするだけでも口臭予防に効果的です。
〇睡眠中は口呼吸をしない
寝ている時の口呼吸は口腔内が乾燥し、細菌の増加することで口臭が悪化します。そのため、睡眠中は口は閉じて鼻呼吸をすることが重要です。しかし、睡眠中に意識して口を閉じるというのは難しいので、鼻呼吸を促すためのサージカルテープ等を活用すると良いでしょう。
テープを貼ると違和感があって眠れないという方は、マスクをして口の乾燥を防ぐのもおすすめです。ただし口呼吸は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などによって起こっている場合もあるため、医療機関での受診も検討してみてください。
また、口呼吸をしてしまう原因には、枕が高くて気道が塞がれてしまい鼻呼吸ができないという場合もあります。ほかにも、疲労がたまっている状態だと回復のために多くの酸素を取り込もうとして口が開いてしまう場合もあります。原因を特定して対策しましょう。
〇食生活を改善して腸内環境を整える
腸内環境の乱れによって口臭が悪化するという場合もあります。そのため、栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。
発酵食品には、口の中の腐敗菌を抑える善玉菌が多く含まれています。納豆やヨーグルトなどの発酵食品を積極的に摂取するのがおすすめです。
また、抗菌作用のあるレモンや、胃腸のはたらきを改善するキウイなどの果物も積極的に摂ると良いでしょう。
便秘も口臭の原因になります。食物繊維は便秘改善に良いので、便秘ぎみという方はバナナやきのこ類、豆類を摂取して腸内環境を整えましょう。
まとめ
就寝前に歯磨きをしていなかったり、口を開けたまま寝てしまったりすると、寝起きの口臭がひどくなります。歯の表面だけではなく歯と歯の間までしっかりとケアし、定期的にクリーニングを受けて口臭を予防しましょう。
セルフホワイトニングをご検討中の方は、大阪・天六にあります当店にぜひ一度お立ち寄りくださいませ。