歯医者さんでの歯のクリーニングにかかる費用と注意点
2024/01/26
歯医者で着色汚れを落とす際にかかる費用
【保険適用で歯をクリーニングする場合】
保険診療の範囲内で歯をクリーニングする場合の費用相場は、初診で約3,000円〜4,000円程度です。2回目以降は少し料金が安くなり、約1,500円〜2,500円程度になります。
保険診療は基本的に、検診を受けた上で、虫歯や歯肉炎、歯周病などの治療が目的の場合に適用されます。歯のクリーニングは治療ではなく、あくまでも病気の「予防」が目的となるため、検診をしてみて口腔内が健康であれば、保険診療にはなりません。
保険適用の範囲内で行われる歯のクリーニングは歯石除去がメインで、1回あたりの時間はおよそ15分程度です。1度ですべての汚れを除去することは難しいため、2〜6回程度に分けてクリーニングを行います。
そして、着色の除去は保険適用でのクリーニングではできません。治療と合わせて着色除去もしたいという場合は、歯科医院への相談が必要です。
【自由診療で歯をクリーニングする場合】
自由診療で歯をクリーニングする場合の費用相場はおよそ約7,000円〜20,000円程度で、医院ごとに料金設定が異なります。
自由診療の場合は、歯石除去・着色除去・PMTC(専門的機械的歯面清掃)などメニューが何種類かあり、患者の口腔内の状態に合わせて自由な施術を受けることができます。
保険診療で行われるクリーニングとは違い、審美目的での施術にも対応が可能です。1回の施術ですべての汚れを落としたり、歯の黄ばみをきれいにしたりと歯石の除去に加えてより綺麗な歯に近づけることもできます。
歯医者で着色汚れを落とすメリット
〇元の歯の白さに近づける
歯科医院で着色汚れを落とすメリットは、元の歯の白さに近づけられることです。
歯のクリーニングを行うと、コーヒーや茶渋などで付いた着色汚れを落とすことができます。自由診療であれば、PMTCなどの歯面研磨によって歯の表面を滑らかにし、それによって歯石を付着しにくくする施術も可能です。
ただし長年の汚れが付着したままの歯や、変色してしまった歯を白くするためにはホワイトニングをしなければなりません。
〇歯磨きだけでは取れない歯石が除去できる
歯のクリーニングを行うとことで、歯磨きだけでは取れない歯石の除去も可能です。歯石とは、歯に蓄積した歯垢が石のように固くなってできたものをいいます。歯石は歯にしっかりとこびりついているので、通常の歯ブラシでは取り除くことができません。
歯垢が集まって固くなった歯石は、放置していると虫歯や歯周病につながってしまいます。そのため定期的に歯科医院に通い、クリーニングでの歯石除去が大事です。
〇虫歯や歯周病の予防ができる
クリーニングにより歯の汚れや歯石を除去することで、虫歯や歯周病の原因である菌の増殖を抑えることができます。
自由診療で受けられるPMTCでは、歯石除去・歯間汚れの除去・フッ素やトリートメント剤の塗布など、さまざまな施術を受けられます。歯の再石灰化を促進させられるため、虫歯予防に高い効果が期待できます。
また、歯科衛生士により正しい歯の磨き方も教えてもらえるため、普段から口内を清潔に保つ意識を高めることができるのもメリットです。
着色汚れを除去した後の注意点
〇クリーニング後24時間は着色しやすい飲食物を控える
歯科医院でクリーニングを行ったら、その後24時間は着色しやすい飲食物の摂取を控えましょう。歯のクリーニング後は、歯のエナメル質を保護するペリクルの有機被膜が少なくなっているので、着色しやすい状態になっています。
控えた方が良い飲食物として、ポリフェノールが含まれる、チョコレート・コーヒー・ワイン・お茶・大豆製品や、着色しやすいカレー・トマトソースなどが挙げられます。上記のような色の濃い飲食物は、最低でもクリーニング後およそ24時間は空けてから口にすることをおすすめします。
〇クリーニング後の食事は最低でも1時間ほど空ける
クリーニングを終えた後は、最低でも1時間は空けてから食事をしましょう。クリーニング後の歯は着色しやすいだけでなく、外的刺激にも敏感な状態にあります。
特に、熱いもの・冷たいものを口にすると痛みを感じる場合があるため、ある程度の時間を置いてから飲食をするのがおすすめです。
みかんやレモンなどの柑橘系の果物や炭酸飲料もペリクルが少ない状態で含むと、歯のエナメル質が溶けてしまうので、注意しましょう。
〇歯間ブラシやデンタルフロスなどで入念なケアを行う
クリーニングをした後も、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って入念にケアを行いましょう。定期的な歯のクリーニングに加えて、日頃からしっかりと丁寧なケアを心がけることで、口腔内のトラブルを防げます。
特に歯と歯の間や、歯と歯肉の間は汚れが非常に溜まりやすい箇所です。磨きにくい箇所は、デンタルフロス・タフトブラシ・歯間ブラシなどを活用して、入念にケアを行いましょう。
万が一フロスを使用してみて引っかかるという場合は、歯石がついていたり、虫歯の状態になっていたりする可能性があります。早めに歯科医院を受診して、歯の状態を確認してもらうことをお勧めします。
まとめ
歯の着色汚れが気になっているという方は、歯科医院でのクリーニングとあわせて、日頃からも丁寧にケアを行うようにしましょう。
着色汚れが気になるなら、ホワイトニングを行うのもひとつの手段です。口内を清潔に保ちながら歯を白くしたい方は、セルフホワイトニングを受けられる、大阪・天六にあります当店にぜひ一度お立ち寄りくださいませ。