歯の黒ずみの原因と対策
2023/09/22
歯が黒ずんでしまう原因
〇虫歯
歯の内側まで虫歯が進むと、全体が黒ずんで見えます。
虫歯によって歯が黒ずんでいる場合は、症状が進行している状態であることが多いため、早めの治療が必要です。
〇着色汚れ
お茶やコーヒー、紅茶、ワイン、タバコなどが原因で起こる色素沈着によって歯が黒ずんでしまう場合があります。
着色汚れによる歯の黒ずみも、通常の歯磨きでは落とすことができません。
〇歯の神経が死んでいる
神経がなくなった歯は栄養が行き渡らなくなり、黒ずむことがあります。
歯の神経が死んでしまう原因は、歯に強い力が加わることなどによるものです。また、虫歯治療の際に歯の神経を取ることがありますが、それが原因になることもあります。
〇詰め物の変色
詰め物が変色して歯が黒ずんでしまうこともあります。
金属の詰め物は長年使用することで金属の成分が溶け出し、歯や歯茎が黒くなる可能性があります。また、レジンの詰め物も使い続けることで茶色や黒っぽく変色することがあり、歯が黒ずんで見える原因となってしまうでしょう。
〇抗生物質の影響
歯の形成期である0歳から12歳の頃にテトラサイクリン系抗生物質を大量にとると、副作用として歯が黒くなることがあります。
テトラサイクリン系抗生物質は、昭和40年代に風邪薬のシロップに使用されていたことがあり、その時代に服用した方に多く見られる症状です。
歯の黒ずみ 対処法
【虫歯の場合】治療をする
虫歯の部分を削り、詰め物をします。虫歯の進行度合いによっては歯を抜かなければならないこともあるため、早めに受診するようにしましょう。
【着色汚れの場合】歯のクリーニングをする
歯のクリーニングは、専用の機械でプラークや歯石、着色汚れを落とします。
さらに歯を白くしたい人は、ホワイトニングや次に紹介するセラミック治療がおすすめです。
【歯の神経が死んでいる場合】セラミック治療をする
神経が死んでいることで歯が黒ずんでいる場合は、歯のクリーニングやホワイトニングでは白くできません。
セラミック治療は、歯を削ってその上から白いかぶせ物をする方法です。神経が死んでいる歯は、病気でない限りそのままにしていても問題はありませんが、黒ずみが気になる場合はためしてみてはいかがでしょうか。
【詰め物の変色の場合】詰め物を新しくする
金属やレジンの素材による変色が気になる場合は、詰め物を新しくする方法があります。耐久性の高いセラミックなら、変色する心配も少ないでしょう。
【抗生物質の影響の場合】ラミネートべニアをする
抗生物質の影響による歯の黒ずみは、根本的に白くすることは難しいため、ラミネートベニアがおすすめです。
ラミネートベニアはセラミック治療の一種で、歯の表面を削り、薄いセラミックを張り付けます。歯を削る量が少ないため、負担の少ない治療法でもあります。
歯の黒ずみを事前に防ぐためには
~定期的に歯科医院で検診を~
歯科医院で定期的に検診を受けることで、歯に付いた汚れを落としてもらえます。また、虫歯や歯周病などを定期検診で早期発見できるようになるため、治療にかかる負担も軽減できます。
定期検診は3~6ヶ月に一度くらいの頻度で通うのがおすすめです。仕事が忙しくて時間がとれない方は、夜間でも診療している歯科医院もありますので、ぜひ探してみてください。
~毎日の歯磨きを欠かさない~
歯の汚れは毎日の食事や生活習慣によって積み重なっていきます。そのため、食事をしたあとの歯磨きを欠かさなければ、汚れが歯に付着しにくくなるのです。
また、歯磨きには虫歯を予防する効果もあるため、歯の着色を防ぐだけでなく、歯の健康もキープできます。
歯磨きの回数は1日3回が理想ですが、仕事の関係で難しい場合は水で口をゆすいだり、マウスウォッシュを利用したりするのも良いでしょう。
さらに歯を白くしたい方は、いつもの歯磨き粉をホワイトニング用の歯磨き粉に変えてみてはいかがでしょうか。ホワイトニング用の歯磨き粉は、歯磨きをしながらホワイトニングができるため、忙しい方でも無理なく続けられます。
まとめ
歯が黒ずんでしまう5つの原因と、それぞれの対処法について解説してきました。
歯の黒ずみは虫歯だけでなく、さまざまな要因があります。原因に沿った対処をすることで歯本来の白さを取り戻せるでしょう。
また、歯の黒ずみを予防するには定期的な検診や毎日の歯磨きが効果的です。
ホワイトニングをご検討中の方は、セルフホワイトニングもとてもおすすめです。大阪・天六にあります当店にぜひ一度お立ち寄りくださいませ。