歯に着色した茶渋は落とせる!原因・対策・予防方法をご紹介
2022/12/28
茶渋が歯につく原因
歯に付着してしまう茶渋の原因はポリフェノールです。
お茶や紅茶、コーヒーなどにはポリフェノールが含まれています。健康に良い成分なので、積極的に摂ることが勧められているポリフェノールですが、実は歯の着色汚れの原因でもあります。
茶渋によって歯が着色する流れを簡単に説明します。
①ポリフェノールが口に入る
②ポリフェノールが歯の表面のペリクルに付着する
③ペリクルとポリフェノールが反応して色素沈着が起こる
④ステイン(着色汚れ)となって、落ちにくくなる
飲み物などに含まれるポリフェノールが歯に付着すると、歯のエナメル質表面を覆う「ぺクリル」に付着します。そのまま歯磨きなどで落としきれずに歯の表面に留まると、色素沈着を引き起こしてしまいます。
色素沈着とは、歯に色素が沈みこんでいる状態です。そのため、歯の表面を磨いただけでは、なかなか落ちてくれません。
簡単に茶渋を落とす方法
〇自宅で行うセルフケア
✓ホワイトニング成分配合の歯磨き粉を使う
普通の歯磨き粉ではなかなか落ちない茶渋も、ホワイトニング成分が配合されている歯磨き粉を使うと落ちやすくなります。
ただし、ホワイトニング成分配合の歯磨き粉には研磨剤などが入っていることが多く、強く磨くと歯を傷つけてしまうことがあるので注意しましょう。歯を磨くときは、やさしく丁寧に磨くことが大事です。
一度の歯磨きですべての着色汚れを落とそうとするのではなく、毎日の歯磨きで少しずつ汚れを落とすことを意識しながら行いましょう。
〇歯医者の施術(クリーニング・ホワイトニング)
セルフケアで落ちない頑固な茶渋は、歯医者で行うクリーニングやホワイトニングで落とすことをおすすめします。
歯のクリーニングでは着色汚れの原因ともなる歯石を除去してもらえるほか、歯の表面を磨いて茶渋などの汚れも落としてもらえます。歯垢や歯石を落とすことで、虫歯予防にもなるのでおすすめです。
ホワイトニングでは、歯のクリーニングに加えて、歯を白くしてもらえるので、茶渋などの着色汚れのない、綺麗な真っ白な歯を目指せます。健康保険が使えないため高額になりますが、即効性があることが魅力です。
茶渋を予防するには
〇食後はすぐに口をゆすぐ
お茶や紅茶、コーヒーなどの飲み物を飲んだあとの口の中は、ポリフェノールが歯に残りやすい状態です。
茶渋などによる歯の着色を予防するために、ポリフェノールが含まれる飲み物を飲んだ後は、水で口をゆすぎましょう。摂取後すぐにゆすげば、色素沈着を抑えられます。
〇キシリトールガムを噛んで唾液を出す
唾液には、口の中に残った飲食物を洗い流すという作用があります。そのため、唾液の分泌を促すということは、歯の着色汚れの予防につながります。
唾液の分泌を促進するために、ガムを噛むのがおすすめです。虫歯の発生が気になる人は、キシリトールガムを選ぶと良いでしょう。
〇歯医者で定期的なメンテナンス
日頃から歯医者で歯のクリーニングを受けることも予防につながります。3ヶ月に1度を目安に受診すると良いでしょう。
定期的に歯医者でメンテナンスをすると、茶渋などによる歯の着色だけでなく、虫歯の予防にもなるのでおすすめです。
まとめ
茶渋が付いて汚れてしまった歯をコンプレックスに感じている人は多いでしょう。見られるのが恥ずかしいと感じ、口元を手で隠してしまったり、笑顔がぎこちなくなったりすることもあるかもしれません。
しかし、茶渋による歯の着色はさまざまな方法で落とすことができます。また、歯が着色しないよう、普段から気をつけるべき予防方法もあります。
この記事で紹介した落とし方や予防方法を参考に、気になる茶渋はしっかりと落としてください。綺麗な白い歯を手に入れ、歯の着色などで口元を気にすることなく、思いっきり笑える毎日を送りましょう。
セルフホワイトニングをお考えの方は、大阪・天六にある当店にもぜひ一度お立ち寄りください。